子供を褒める時「エライね」「すごいね」「上手だね」は控えめに

子供を褒める時、「エライね」「すごいね」「上手だね」という言葉がよく使われます。
この褒め方、使うことは悪くないのですが、やり過ぎは禁物です。

なぜならその褒め方は、結果に注目して評価しているということ。

子供は元々褒めてもらうことが好きですが、何気なく使ってしまうこれらの言葉を多用すると、子供は他人の評価を気にした行動しかしなくなります。

例えば、

「自分はすごいことをやったんだよ!」
「自分はあの子よりよくできたよ!」

と、自分から評価を求めるようになったり、他人から評価を得るための見返りを求めた行動しかしなくなります。

更に同じような褒め方をし続けると、簡単に結果が出せることしかやらなくなるんです。
0か100かの完璧主義になったり、失敗を恐れて難しいことにチャレンジしなくなるんですね^^;

これはアメリカでの実験でも出ていて、以前ちらっと書きました。
根気のある子とそうでない子の違いって?

そもそも子供は、大人が本気で「すごい」と思うようなことはそうそうできません。
でも大人は、その健気で可愛らしい姿から「すごいね~」と言ってしまいます^^;
本気で評価したら、指摘ばかりになってしまいますよね。

その褒め方を避けるために、上のリンク先では「努力を褒める」と書きました。

子供が頑張って得た結果ならその頑張りを褒めると良いですが、子供は頑張ってできたことばかりをアピールしにくるわけではありません。
むしろ、サッとやってみた何気ないことを面白がって見せにくることが多いと思います。

その場合はどうしたらよいでしょうか?

結果よりも、行動をそのまま言葉にする

努力を褒める以外の褒める方法、いくつかあります。
まず一つ目は、子供の行動をそのまま言葉にするということ。

例えば、

「静かに遊んでエライね」

ではなく、

「静かに遊んでるんだね」

といった感じです。
評価はしません。

他にも、

「○○している絵を描いたんだね」
「先に宿題やったんだね」

という言葉をかけます。
評価することに慣れていると物足りない感じがするかもしれませんが、この言葉をかけるだけで、ちゃんと見ているよと、自分の行動を認めてもらっている安心感を得ます。

実は、子供は褒めてもらいたいというよりも、自分の行動を認めてもらいたいのです。

結果よりも、気持ちに共感する

二つ目は、気持ちに共感するということ。

子供が歌を歌って聞かせてくれた時は、

「上手だね~」

だと評価の言葉ですが、

「楽しいね~」

だと、気持ちの共感になります。

子供がテストで良い点数を取ってきた時は

「エライね~」
「すごいね~」

だと評価の言葉ですが、

「嬉しかったね~」
「くじけずに頑張ったもんね~」

というと、共感になります。
「くじけずに頑張った」の方は、努力を褒める言葉でもありますね。

決して評価の言葉を口にすることが悪いわけではありませんが、無理に評価するのではなく、このような言葉かけをすることでも、ありのままを認めることに繋がります。

しかし、テストで100点を取って「エライね~」という褒め方ばかりだと、子供は、100点じゃなければエラくないと考えたり、自分より点数の悪い他人をバカにするような、結果だけ人を判断する考え方をしかねません。

私個人的には、評価の言葉は本当に上手になった時だけ「上手になったね~」というのが自然体で良いと思います。
有名な教育者の中には、それすら要らないという方もいらっしゃいます^^

正解は一つではありませんので、「自分はこうしよう」と考えながらやるのが一番良いと思います。

結果よりも、親の気持ちを伝える

三つ目は、親の気持ちを伝えること。

子供が自分からお手伝いをしてくれた場合、

「エライね~」

と声をかけると評価の言葉ですが、

「お母さん、助かったわ~。嬉しいなあ」

とか、
ご飯を残さず食べた時に

「いっぱい食べてくれてありがとう。嬉しいなあ」

と、自分の気持ちを伝えることで、自分の行動が認められた、役に立つことができたと感じることができます。

これは、自己肯定感を育んだり、人に協力・貢献することを喜びに感じることができるようになります。


今回は3つの方法を例に挙げましたが、共通するのは子供の気持ち、親の気持ちなど、気持ちを表す言葉をかけてあげることです。

気持ちを表す言葉が見つからない場合は、まずは行動をそのまま言葉にしてみると良いですね。
そのままコミュニケーションを続けていると、子供がどういう気持ちでその行動をしたのか、わかる場合があります。
その時は「そっか~、それはビックリしたね~♪」といった言葉をかけてあげれば良いのです。

ということは、気持ちを表す言葉のボキャブラリーが大切になってきます。
大人になると、気持ちを表す言葉の数は少なくなってくると思いますが、意識してボキャブラリーを増やすようにしたいですね♪

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