子供のやる気を殺ぐ、やってはいけない子供の褒め方

子供の褒め方で注意すべきことがあります。
それは、

子供が自発的にやる気を出していることに対しては、
途中で褒めたり、ご褒美をあげたりしない方が良い

ということです。

「褒める」ということに関しては、専門家の間で色々な意見があります。
それは、「褒める」という行為が、使い方によって"吉"と出る場合もあれば、"凶"と出る場合もあるからなんですね。

今回は、「褒める」ということと「やる気」の関係についてです。

2種類のやる気

「やる気」には2種類の「やる気」があります。

  • 外的な「やる気」・・・お金や褒め言葉を貰うことで出るもの
  • 内的な「やる気」・・・自発的な気持ちから出るもの

の2つです。
この2つの領域が、脳の中で競争しているんですね。

以前、成績に応じた金銭報酬は良くないという記事を書きました。

成果に応じたお小遣いの約束は脳科学的にNG!

金銭報酬だけでなく、物質報酬も同じです。
何かやろうとするたびにお小遣いをあげたり、何かを買ってあげたりしていると、子供の自発的な気持ちを抑制してしまうのです。

これは、心理学的にも脳科学でも証明されているそうです。

今回の話もそれと似ているのですが、今回は、"途中"というのが気を付けるポイントです。

内的な「やる気」が育たない褒め方


子供が何かに対して自発的(内的)に頑張っている時に、親が後押しするつもりでやった行為が子供の好奇心を潰していることがあります。

その行動が、途中でご褒美を約束することです。

例えば、子供が難しいパズルを完成させようと頑張っているとします。

それは、その子が自分から興味をもってやり始めたことなのですが、集中して頑張っている子供を見た親が、つい嬉しくなって

「頑張ってね!よし、それが出来たら100円あげる♪」

と言ったり、
または運動会のかけっこの練習を自発的にやっている子に

「よし、一等を取ったらおもちゃを買ってあげる♪」

といったことを言う方がいます。

これは子供の邪魔をする行為です。

ついつい頑張っている子を応援したくて、何かをしてあげたくなる気持ちはわかるのですが、その行為で目的が、「パズルを完成させる」ということから「完成させて○○をもらう」ことに変わってしまうのです。

せっかく興味を持って始めたパズルから、別のものに気を惹かされて、パズル自体はどうでも良くなってしまいます。
自発的にやっていたら、パズルをやること通じて何か周辺知識を身につけるかもしれませんが、ご褒美を与えていたらご褒美をもらうために完成させることしか見えなくなってしまいます。

さらにそのようなやり方をしていると、次にもっと難しい課題にチャレンジするチャンスがあっても、自発的なやる気からは取り組めないようになってしまいます。
つまりご褒美がないとやらないようになりかねないのです。

さらに、たとえご褒美をあげていたとしても、同じ金額、同じレベルのご褒美だとマンネリ化してしまい、やる気が段々とでなくなってしまいます。
もっと難しいことにチャレンジするのだから、もっと良いご褒美がもらえて当然ですよね?^^;

なので、外的なやる気でやり遂げさせるのなら、ご褒美のレベルを上げなければいけないようになります。

これは、一時的にやる気がでる薬を与えているようなものですね。
今後、薬がないとやる気が出てこないようになってしまいます。

そういう風に育つと、大人になってから"甘い汁"を貰わないと動かなくなってしまいます。
奉仕の心を持った子に育てたいなら、外的なやる気ばかり育ててはいけません。

自発的なやる気で行動している時は何もせずに見守る

上のようなことから、子供が自発的にやる気を出している時には、大人は何もしない方が良いのです。

褒めるにしても、達成出来てからの方が良いそうです。
そして、子供は何も望んでないのに、親の方から無理に物質的な報酬を設定しないこと。
努力の過程を褒めてあげましょう^^

ただし、外的なやる気が必ずしも悪いわけではありません。
報酬の設定を上手く使うやり方もあります。
それは、もともと自発的なやる気が出ない場合です。

「これをして欲しいけどなかなか興味を示してくれない」など、そういう時には外的なやる気が効果を出す場合があります。

やり過ぎると、上で説明したのと同じになるので良くありませんが、"きっかけを作る"といった感じで使うと良いですね^^

そうやってまずやってみることで、次から抵抗感がなくなって、自分からやりだすかもしれません。

その辺の線引は難しいですが、考えて使い分けると良いですね^^

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