エチカの鏡 世界で通用する子供を育てる4つの学校

2010年8月15日放送のエチカの鏡は、「超英才教育スペシャル 完結編」でした。
ちょうど前回、企業のグローバル化と英語の必要性についてお話しました。

参考:早期英語教育が必要な理由

今回のエチカの鏡はまさにタイムリーな話題でしたね^^
日本の教育現場でも、グローバル化に対応し、次世代のリーダーを育成するための学校がありました♪
今回は、そんな4つの学校を紹介します。

S&Sエデュケーション

0歳からバイリンガルの育成をする英会話学校が、
横浜市保土ヶ谷区にあるS&Sエデュケーションです。

ここは一般的な英会話学校とは内容が大きく異なっています。
私達が想像するような、子供に簡単な単語を教えたりするようなものではないんですね。

例えば、2歳児の教室では人体について、ネイティブの外国人講師と英語で学んでいました。
人体の模型を持ってきて「大脳はどこにある?」「ここの部分は何というかな?」みたいなことのやりとりです。

3,4歳児のクラスでは、ネイティブの外国人と話をするのですが、
音の伝導の仕組み、つまり、音がどうやって伝わってくるか?というメカニズムを先生が説明しています。
そして先生が質問したことに対して、子供たちも難なく英語で答えていました!

4歳~6歳になるとメソポタミア文明の歴史やDNAについて勉強していました。
もちろん、英語でです。

子供たちって、教えたらここまで理解するものなんですね^^
「子供なんだから」と勝手に可能性を制限しているのは私達大人なんです。

校長先生は、

ご飯を食べることは、体のために必要、
学ぶことは、心と農のために必要

と教えているそうです。

S&Sに通う時間帯は、9時半から1時半までの4時間。
そのため、ここに来る子供たちは、保育園や幼稚園に通っていないようです。

ここに通わせる保護者達は教育に熱心な親ばかりで、
授業内容をメモするなどを行っていました。

世界レベルで物事を考えてほしいと思っている親や、
世界に羽ばたく子供をと思っている親など、
決して昔いたような「勉強、勉強」という教育ママというわけではなく、
グローバルな視点を持った親たちが多いと感じました。

授業料は月8万円で0歳から入学可能です。

それだけの値段を払えるほど優秀な親だからこそ、教育にも熱心になれるのかもしれませんね^^

横浜中華学院

横浜中華街にある、日本にいながら中華式教育法で学べる学校です。

設立者は中国革命の指導者、孫文。
日本に住んでいる華僑にも母国の教育が受けられるように設立した学校で、
0歳から高校3年まで在学することが出来るのですが、
最近はこの学校に通う日本人が増えているんだそうです。

なんと、全校生徒の30%が日本人で、幼稚園の割合は50%にも上ります。
中国を重要視する傾向の表れですね^^

ここに通うと、台湾人や中国人と一緒に授業を受けることになります。

授業風景はまず、中国語での漢字の勉強、作文も中国語でした。
小学1年生から中国語に触れることになるので、
中国語を読んだり書いたりすることができるようになりますし、
中学生にもなれば中国語でスピーチもできるようになります。

中国語を重視するのはわかるけど、日本語が疎かにならないか?
と心配される方もいるかもしれませんが、その点も心配ありません。

横浜中華学院は、単に中国語で勉強するということだけでなく、
日本語、英語も重視していて、高校卒業後までは3ヶ国語の基礎がマスターできるようなカリキュラムが組まれています。

値段は1ヶ月2万2千円。横浜市の私立に通わせるよりも安くすみます^^
卒業すれば、日本の学校の卒業と同様の資格も得られます。

ルートH

ベネッセコーポレーションが運営する、ハーバード大学進学塾です。
東京の神保町にあります。
ハーバード大学以外にも、海外トップ大学にも対応しているようです。

ハーバード大学と言えば、世界大学ランキングでは毎年1位になっているアメリカの有名大学ですね^^

日本の大学の中では東大がNo1ですが、
世界に羽ばたくことを考えているのなら、東大よりもハーバードを目指した方がよいかもしれません。

主な理由は2つあります。

  • 日本人が弱いディベートやディスカッションの能力が鍛えられる
  • 世界中から優秀な生徒が集まるので、色々な価値観に触れることができる

ということです。

ハーバード大学は、優秀な人材を世界から集め、次世代のグローバルリーダーを育成することを目的としていて、単に勉強が出来れば入れる大学ではありません。
勉強よりもむしろ人間性が問われます。

試験は、SATという、基礎学力をはかるテストと、
英語の成熟レベルをはかるTOEFL、
そして推薦状、エッセー、成績証明書が必要になります。

一番大切なのはエッセーで、大学側から与えられたテーマをもとに、
志望動機や留学への熱意、勉強以外に何をやってきたのか自分をアピールするというもの。

様々な経験や観点から自分をアピールしていきます。

ルートHでは、生徒と講師が英語で議論して英語力を養ったり、
エッセー作成のサポートをしたりなど、ハーバードに入学するための必要なことを全て学ぶことができます。

ちなみに、ハーバードに入学するには、金銭的負担も安心できそうです。
大学独自の奨学金制度「need-based」というのがあって、
両親の年収が6万ドル(現在の日本円で570万円)以下の学生は、
授業料。生活費の全てが免除されます。
しかも、返済義務はありません。

なぜそのような仕組みが可能なのか?というと、
大学が優秀な人材を輩出し続けていることに関係があって、
グローバルに活躍する学生を排出すれば寄付金が集まり、
集まった寄付金を運用、つまりは学生に還元するという仕組みが出来上がります。

そしてまた優秀な人材育成に使われるわけですね^^

ハーバードの授業はディスカッションが盛んで、ディベートの講義が多いそうです。
8割の講義がディベートやディスカッション形式で行われています。

そうすることで当たり前だと思っていたことに対して疑問を問いかけて、
自分で真剣に考えることでよりベターな答えを探すことが出来る力が育ちます。
そしてより他人に対しても納得してもらえるような意見を出していけます。

単に学力だけで行く大学より、得られるものが大きいですね^^

海陽学園

海陽学園は愛知県蒲郡市にある、80社を超える日本の名立たる企業が、
世界と戦えるような人材を育成しようと出資・設立された中高一貫の学校です。
イギリスの銘門イートン校を参考にしています。

全寮制で、次の時代を担うリーダーを育てる事を目的とし、
人間力と基礎学力を合わせて学ぶことができます。

2006年に開校し、現在再上級生が高校2年生なのでまだ進学実績はないそうですが、
東大入学レベルの偏差値70を超える学生は20%以上で、
学力も優秀であることがわかります。

キャンパスは東京ドーム3つ分もあり、情報化社会への対応力を養うために、
生徒全員にノートパソコンが生徒全員に貸し出され、全教室に無線LANも用意されています。

英語教育にさく授業の駒数が普通の学校の2倍あり
ディベート形式の授業で行われます。

専門家による特別講義もあって、
第一線で活躍する専門家を年に10数人招き、特別講義を行います。
大学学長やノーベル賞受賞者など、勉強以外の幅広い教養を身につけることができます。

そして、授業中だけでなく、寮(ハウス)生活にも人間性を養うような大きな特徴があるんです。
生徒全員が寮で6年間生活するわけですが、
最大のポイントは生徒によるハウスの自治。

生活の規則からイベントの企画まで生徒の自主性にゆだねられています。

単なる宿舎ではなくて、教育の場、色々な行事を企画してハウスの自治をみんなで作ったり、
そういうことを通して成長していくことを狙っているんですね。

寮にはフロアマスターという人達がいます。
フロアマスターとは、生徒の相談役として協賛企業から派遣された若手社員です。
トヨタや三菱重工など、3~4年目の社員が、1年間生徒たちとハウスで過ごします。
ハウス運営のサポートや日誌の添削などを行うのですが、
生徒は社会を経験しているフロアマスターたちと話していく中で、
将来のビジョンや問題の解決法を身につけることが出来るようになります。
このプログラムは、モデルにしたイートン校にもありません。

海陽学園の学費は年間280万円(食費・光熱費込)。
一見高そうですが、3分の1の生徒が50万~200万円までの奨学金を受けています。

英語力だけでなく、自主性が学べる学校ですね^^


以上、世界で通用する子供を育てる4校でした。

この4校を見ていると、グローバル化に対応するには
単に学力だけでなく、単に語学力だけでなく、
それを使いこなせることが前提で、主体的な行動や、
自分の意見を言ったり、相手の話を聞いたりしながらディスカッションする力が必要ですね。

このような学校が全国にできるようになって、
たくさんの人が通えるようになると良いですね^^

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