どんな分野でも、好きなことを1つやり続けて、
それが一万時間を超えると一流になれるという
一万時間理論というのをご存知でしょうか?
天才じゃなくても夢をつかめるというわけですね^^
1万時間と言っても、数が大きすぎてパッと把握できないのですが、
単純計算で、毎日休まず3時間やり続けたとして9年間かかります。
それくらいの時間です。
アメリカで行われた研究では、
モーツァルトやビートルズ、ビルゲイツが世に出てきたのは、それぞれが音楽やコンピューターをやり始めてから9年。
理論通りに毎日3時間やってたわけではないと思いますが、なんとなく1万時間理論に当てはまりそうな感じですね^^
さて、これを子育てに当てはめてみましょう。
1万時間以上練習しているプロの選手たち
プロゴルファーの石川遼君。
彼も決して突然現れた天才というわけではなく、
お父さんと毎日練習し続け、それを10年以上やっています。
自分からゴルフでマスターズの優勝という夢を持った遼君。
毎日、
「こうした方が良いんじゃないか?」
といった感じで考えることが趣味になっていたそうです。
それを10年以上繰り返してきたということは、
その後遼君が世に出てきて有名になったのは偶然ではなく、必然だったということですね。
次は、プロ野球選手の工藤公康選手(投手)の例です。
工藤選手は、野球を9歳からやり始めてプロになったのが18歳。
こちらもちょうど9年です。
工藤選手が野球をやり始めた理由は、父親の影響。
父親が草野球でキャッチャーをやっていたので、相手をさせられていました。
その時、どっやったら上手く投げれるかを考えたそうです。
その際、人が1年かかるところを1ヵ月で、1ヵ月かかるところを1週間、1週間のところを1日で、と考えて練習していたそうです。
研究対象の野球選手が投げる時の連続写真を見て、「どういうトップで」とか「踏み込みは」とかいろいろと研究したそうです。
工藤選手は左投手なので、右投手だったら裏返して透かして見ると左になるので、それで自分に当てはめていたようですね。
このように、デビューするまでに地味な努力を重ねていたわけです。
9年間毎日やれば・・・というのはさておいて、それくらい毎日時間をかけて1つのことに取り組むことが大切ですね^^
本当に好きなことをやり続けること
とはいえ、毎日同じ練習をすることはなかなかできないもの。
すぐ飽きたりする子もいるので、一つのことをそんな長い時間やらせるのも難しい話ですよね^^
1万時間やり続けるコツは、自分が本当に好きなことをやること。
本当に好きなことをやることで意欲がわき、
方法論を自分で考える時間が長くなります。
決してだらだらとしている時間を含めて1万時間、というわけではありません。
頭を使うことが大事です。
どうやったら上達するか必死で考えた上で努力を重ねるということですね^^
石川遼君の夢は、
世界一強くて、世界一好かれる選手になりたい
ということだそうです。
こういう風に、自分から考えていく子供に育てたいものですよね^^
1万時間理論のことが書いているわけではありませんが、
遼君の父親、勝美さんが書いた子育て本も出ています。
実際に、子供に1万時間も継続させて何かをやらせるのは難しいですが、
実際にカタチにした人の話を聞けば、ヒントが見えてくると思います^^