東進ハイスクールの林修先生が情熱大陸に出ていたのですが、

「子供が成長する上で最も重要なのは3~5歳」

ということを言っていました。
この時どう過ごしたかでその後の人生は決まると指摘します。

情熱大陸ではその理由までは語らなかったのですが、「あすなろラボ」という番組で、林先生が子育てママ達に授業をしていて、そこでその内容に触れていました。

3~5歳は左脳が発達する時期

3~5歳の時期は、中でも左脳が大きく発達する時期。
言語や論理を司る場所ですね^^
生まれた頃はお猿さんと同じような脳だったのに、ここから人間の脳の大きさになっていきます。
どんどん大きくなるんです。

もちろんいつから大きくなるのか子供によって差はありますが、大体この時期から自分の言葉で気持ちや物事を表現したり、意志疎通が出来るようになりますよね。

脳の容量が大きくなる一方で、大切なのはその中身。
この時期の子にどういう接し方をするかで、勉強できる子になるかどうかが決まってしまいます。
勉強に限らず、物事の判断力、解決力など、考える力もここで脳を鍛えると強くなります^^

脳の発達期はものすごく柔らかく、スポンジのように色々なことを吸収します。
これが成長しきってしまって、固くなってからでは、同じことを吸収するのも難しくなるんですね。

特にこの時期発達するのは言語や論理を司る部位なので、それに関することはどんどん吸収していきます。

この時期にやっておきたい2つのこと

3歳~5歳の時期にやっておきたいことは2つあります。それは、

  • 手を動かす
  • たくさんしゃべる

ということ。
この2つで脳が成長するわけです。

「手を動かす」というのは、それ自体が脳への刺激になるからです。
砂遊びをしたり、絵を描いたり、積み木遊びをしたり、細かい工作にチャレンジしたり、難しいものほど刺激になります。

脳科学の世界的権威、久保田競先生は、このような刺激の重要性を語っていて、「リブロック」という知育を目的としたブロック玩具を勧めています。

次に「たくさんしゃべる」というのは、コミュニケーションをとるということです。
言葉のやりとりを積み重ねれば、言葉の能力がアップするのは当然ですよね^^

子供の「なぜ?」「どうして?」にどう対応する?

この時期の子供達は「なぜ?」「どうして?」と疑問に思って聞いてくることが多いです。
この時、親がやっておきたいのは、子供の「なぜ?」をうまく受け入れること。

ただ、問題なのは、親が忙しくてもお構いなしで聞いてくるところですよね^^;
そんな時に作業しながらうわの空で聞いていたり、「静かにしておきなさい!」と閉め出すことを繰り返していると、子供は聞くのを止めて閉じこもってしまいます。
コミュニケーションで言葉が育まれないのです。

なので、大変ではありますが、親は極力子供のコミュニケーションに応えてあげることが重要です。
どうしても手が離せない時は、子供も巻き込んで一緒に作業しながら話を聞いたり、後で聞くことを約束したりなど、色々工夫して応える時間を作りましょう。

また、時には答えを知らないことも聞いてくることもあります。
そんな時、答えを出そうとするとしんどいですよね^^;

でも、必ずしも答えを出さなくてもよいんです。
知らないことは一緒に考えたり、調べてみるのもOK。

そしてそれよりも脳に良いのは、

「なんでだと思う?」

と聞き返してみること。
答えを知っていても、わざと聞き返して考えさせてみるのもOKです^^

そうすると、自分でも考え始めます。
頭の中でぐるぐる考えるので、それが脳の訓練になります。
その時余裕があれば、ヒントとなるような質問を投げかけてみても良いですね♪

このようなやりとりをやっていけば、知的好奇心を育むコミュニケーションとなり、脳を育てます。

逆にいうと、ここで知的好奇心が育まれないと、勉強しない子にもなりかねません。