最近は父親も一緒に子育てをする方が増えてきましたが、
子育ては女性に任せっきりという方もまだまだいますし、
子育てに関わっている方でも、母親の手伝い感覚という人が多いですね。

女性は自ら子供を産んだ実感がありますし、
母性本能の面から考えても、子育てに関する責任感は
女性の方がより持っているのは致し方ないことです。

だからと言って、男性は子育てに関わらないでも良いということではありません。
男性は男性で、女性にはない大切な役割があります。

父親との会話が多いほど論理力&判断力がアップする

母親は子供に対して感情的に話をする傾向があります。
それは母性本能から子供をかわいがるからであって、
コミュニケーションが上手な子になるためにも大切なことです。

しかし父親は、論理的に話をする傾向があります。
論理的な話し方に慣れると、自分の論理力だけでなく、
判断力もアップしますので、国語力もアップすることが期待できます。

ここで言う「国語」というのは、学校の国語の問題を解くことではなく、
他人の話を正しく理解したり、自分の言いたいことをきちんと伝えるということです。

特に、7歳以降に父親が接することは、このような力を伸ばす傾向に繋がるようです。
ある程度話ができるようになってくると、上手に会話の中に入っていけるからでしょうね^^

父親とスポーツをして遊ぶ子供は頭が良くなる

父親が子供とスポーツを楽しむのは非常に良いことです。
走り回ったり、瞬時に判断したり、ルールを覚えたり、
そういう身体を動かすことで、脳を鍛えることができます。

特に子供の間はどんどん脳に刺激を与えることが大切なんですね。

ちなみに、一流のスポーツ選手は、小さい頃裸足で駆け回っていた方が多いという傾向もあるようです。
小さい頃の肌への刺激は脳への刺激になるのですが、
特に足の裏への刺激は脳に良いと言われています。

運動の基礎能力は、10歳までにどういう動きをしたかでほとんど決まるそうです。
イチロー選手も小学生の頃、父親が足裏をマッサージしてもらっていたんだそうですよ^^

また、必ずしもスポーツでなくても、休日に父親が育児に参加する時間と子供の性格の傾向を調べてみると、6時間以上育児に関わっている父親の子供は我慢強くなる傾向があったという結果もでているようです。

厳しくすべき時に厳しく叱ることで、社会性を高める

最近は、あまり叱られて育つ子は少なくなってきています。
可愛がりすぎてしまうので、親子が友達のように仲良くなる傾向があります。
良い面もあるのですが、そのように甘やかされて育つと、
社会に出た時にストレスに対して弱くなります。

自分の思う通りにならないと、すぐに投げ出しがちになり、
社会性が低くなりやすくなります。

そんな時に父親が、社会のルールに反した時などここぞというときに
厳しく叱ってやることで、我慢強くなったり、ストレスに強くなります。

感情的にではなく、しかるべきときにきちんと叱ってやることも立派な愛情です。

父親との関係が良い女児はほっこり育つ

思春期の中にある女子中学生に対して、
父親の関わり方次第で違いがでてきます。

思春期になると女の子は理屈っぽくきつい性格になりがちです。
例えば、他人のちょっとしたミスを必要以上に責めたりするなども珍しくありません。

しかし、怒らずに気遣いができる子は、
父親とコミュニケーションがあり、関係が良好な女の子が多いのです。

父親の語弊が豊富だと、子供の言語が発達する

読書をしていると語弊力が豊富になりますが、
子供が読書に興味を持つには、やはり父親が読書を楽しむ姿を見せるのが一番です。
さらに、豊富な語弊力で話をすることで、
子供のボキャブラリーも増えますし、脳の言語機能が発達します。

政治や経済の話も、面白がってしてあげたらよいのです^^

子供に夢を持たせる

生活面を教えるのには母親が向いていますが、
夢や目標を持つことを教えるのは、父親が向いています。

勉強をしない子は夢を持っていなかったり、親に強制的にやらされている子が多いのですが、
夢に向かって努力する子供は、自分から進んで勉強をするので、
頭が良い傾向があります。

勉強しない子は、「勉強しなさい!」と怒るのではなく、
夢を持たせるように導くべきなのです。
どんな夢でも聞いて肯定し、夢への手順を教えてあげれば、
勉強することの大切さを理解します。

たとえ不可能な夢であったとしても、勉強することで培われていくものは多いので、どんな夢でも肯定してあげることは大切です。


つまり、子育てにおける父親と母親の役目は、
「父親は人生を語り道徳心を教え、母親は生活面を教える」
ということですね^^

必ずしも母親に合わせて同じように教育する必要はない部分もあるのです。

世の父親は、子育てに関しては自信がないために母親に任せがちですが、
自分の得意分野があることも自覚して、自信を持ちましょう^^

ここで話したことは、全ての方に当てはまることではないかもしれませんし、
絶対的なものではありません。
論理的な女性もいますし、感情的な男性もいます。

その場合は、どちらかが向いていることをやれば良いと思いますので、
あくまで参考程度に、柔軟に対応してみて下さい^^