エジソンといえば、アメリカの発明王。
蓄音器、白熱電球、映画用カメラなど、1000以上もの特許を取得しているそうです。

前回、偉人から学ぶ「失敗」の大切さを語った言葉を紹介しましたが、
エジソンも何かを発明する際に、失敗を繰り返していたのも有名ですよね。

なんでも、1回の発明で1万回以上失敗したこともあったとか。
その時、「それは失敗ではなく、そのやり方ではできないことが分かったから成功だ」
と言っていたそうです。

エジソンはこのような物の考え方を子供の頃からしていたそうですが、
どのように育てればそのようになるのか知りたいところですよね^^

今回はエジソンのエピソードを紹介しながら、
エジソンの親がどのように子供に接していたのかを見てみましょう。

エジソンは小学校を中退していた

エジソンの発明は、20世紀にはなくてはならないものばかりでした。

そんなに発明ばかりして、さぞかし頭がよかろうと思われがちですが、
その学歴は、大学どころか小学校中退なんです!
しかも、8歳で中退したそうです。

中退した理由は、教師に、

「お前の頭は腐っている」

と言われたのが原因でした。

教師が言うには、エジソンは授業中に馬鹿げた質問ばかりで授業を妨害していたんだそうです。
どのような質問か?というと、

「なぜ風は吹いてるの?」
「なぜ空は青いの?」
「なぜ魚は溺れないの?]

というようなもの。いつもこんな調子だったそうです。
そして算数の授業の時、先生が、

「1たす1は2だ」

と言うと、エジソンは、

「コップの水は、2つ合わせると1つになるから、1たす1は1だよ」

とか、

「割れた皿も、かけらを全部一つ一つ合わせたら1つになる。
1たす1は、いつも2になるとは限らないんじゃないの?」

と言ったそうです。

それを屁理屈と捉えた先生は、

「お前の頭は腐っている!勉強をしても無駄だ!」

と言ったんだそうです^^;

学校に乗り込んできたエジソンの母親、ナンシーは、

「子供がなぜ?どうして?と耐えるのは当たり前!
うちの子は腐っていません!」

と小学校を辞めさせ、小学校の先生だった自分の経験を生かし、
自分で勉強を教えることにしたんだそうです。

真剣に向き合った母の教育

勉強を自分で教えることにしたエジソンの母親、ナンシーは、
エジソンの質問に真剣に向き合いました。
外に出ていろいろなものに接しながら、エジソンは質問し、
ナンシーは一つ一つ丁寧に答えていったそうです。

そんな時、アヒル小屋で、こんなやり取りがありました。

エジソン:「なぜアヒルは卵の上に座ってるの?」

ナンシー:「卵を温めるためよ。」

エジソン:「なぜ温めるの?」

ナンシー:「温めないと生まれないからよ。」

それを聞いたエジソン少年は、
自分の体で朝から晩までアヒル小屋で2日間、卵を温めていたそうです。

姿の見えないエジソンを探しにアヒル小屋に来た両親は、
それでは生まれないということ説明しました。
結果がでなかったことに残念に思い、泣いていたエジソンにナンシーは、

「失敗してもよいのよ。
自分で2日ではだめだということを学んだのだから。」

となだめたそうです。

そこでエジソンは、「失敗してもよいんだ!」と思うようになったんだとか。

その後、百科事典でアヒルの卵は3週間以上温めなければならないことを知ったそうです。

失敗をそのままにせず、原因を追究したから成功したんですね^^
その経験から、失敗を通じて学べばよいということに気付いたそうです。

失敗を許すことの大切さ

エジソンのエピソードから、母親がしてあげたことの影響が大きかったことがわかりますよね^^
子供の質問に答えることも大切ですが、さらに大切なのは、

いろいろなことにチャレンジさせること。
そして、失敗を許してあげること。

特に失敗を許すことは大切ですね^^
失敗から学ぶことは、前回の記事で説明した通りですから。

失敗を恐れてやらせなかったり、失敗したことに対してきつく怒ったりすると、
子供はチャレンジすることを止めてしまいます。
何かをやり始めたものの、すぐにあきらめる子にはなってほしくありませんよね?^^;

小さい頃に色々なことをやらせてあげられるのは、親しかいませんから、
どんどんやらせてあげることって大切ですね^^

後にエジソンはこんな言葉を残しています。

人間の最大の欠陥は、すぐにあきらめること。
成功するための最善の方法は、もう一度やってみることだ

失敗を反省し、そこから学ぶことで人間は成長するということですね^^