日テレ系列で、子育ての知恵や人生を劇的に変えるヒントがつまった、
「天才じゃなくても夢をつかめる10の法則」というスペシャル番組が放送されていました。
その番組では、石川遼くんや、辻井伸行さん、坂本竜馬、エジソンなど、だれもが天才だと思っている人たちが登場していたのですが、天才というのは、はじめから天性の才能を持っていたわけではなかったんです。
子供の才能を伸ばす教育方針を持っている親が、子供の才能を開花させることができるというわけです。
そのための10の法則を紹介しようと思います。
詳細の内容は、リンク先に書いています。
法則1.子供には厳しく叱れ
子供は叱られる事で人を思いやる心が育つそうです。
しかも「時には手をあげることも必要」ということが脳科学的にも証明されているんだとか!
ただし、それは体罰と表裏一体なので細心の注意が必要です。
子供が叱られる理由がわかっていないと、それは「しつけ」ではなく「体罰」になります。
叱り方には、良い叱り方と悪い叱り方がありますので、親がしっかり考えなければいけません。
法則2.夢を言葉にせよ
夢を持つことは頭脳を育てます。
夢をかなえるために何をすべきか考えるようになるんですね。
夢が明確なほどよく考えるようです。
そして、多くの人に夢を具体的に話す事で実現性は増します。
プロゴルファーの石川遼君がその典型例です。
現在は日本の賞金王、マスターズに2度目の招待を受けるといった大活躍をしているのですが、
遼君の小学校の卒業アルバムには、事細かく夢が書かれているんですね^^
脳科学的には、言葉は脳をコントロールすることで脳が活性化するそうなんです。
そして親として大事なことは、どんな夢も否定してはいけないということです。
法則3.子供をおもいっきりほめろ
人はほめられる事でやる気、根気が大きく増します。
それは子供だけでなく、大人も一緒。
ほめられると、ドーパミンと呼ばれるやる気ホルモンが分泌され、前頭前野に影響を与えます。
これによって脳は達成感を感じ、さらに高い目標を設定します。
やる気がでるから、その目標を達成して、またほめられます。
そんな風に成功回路が作られ、自信をもつようになるんだそうです。
そうすると、目標達成がより近くなる、正のスパイラルが働くんですね^^
法則4.好きなことを一万時間やり続ける
一万時間続ける事で誰でも一流になれる「1万時間理論」というものがあります。
毎日3時間やるとすると、9年かかる数字ですね。
石川遼君は、毎日毎日練習して、「もっとこうした方が良い」と工夫することを、
10年間やり続けたんだそうです。
遼君は決して突然出てきた天才、というわけではないということですよね^^
毎日同じことを続けることは難しいのですが、
続けるコツとしては、自分が本当に好きなことをやることです。
のめり込めるよう、工夫することも大切ですし、親がそのようになるよう援助することも必要ですよね^^
法則5.バカになって人に会え!
この言葉通りに全国を飛び回って人に会いまくっていたのが坂本竜馬。
坂本竜馬からは、多くの人に会い視野を広げると夢を見つけられるということが学べます。
坂本竜馬はもともと下級武士で、臆病者で、鼻をたらしてばかりの子供だったようです。
自らも落ちこぼれであることを本人も自覚していたのですが、その中で大事にしていたことは、人に会う事。
敵味方、身分も関係なく、竜馬は会いたいと思う人なら日本中を駆け巡ってどんどん会っていったんだそうです。
そして、親の知っていることだけに可能性を限定せず、親も知識を広げ、
子供のチャンスを増やしたいものですね^^
法則6.どんどん失敗しろ!
世の中、失敗することを恐れる人が多いもの。
失敗してとんでもないことになったり、怒られたりするのも嫌ですからね^^;
でも、失敗は反省して、そこから学ぶことで夢に近づけるもの。
どの成功者に話を聞いても、成功した数より失敗した数が多いですからね。
大切なのは、失敗したことをどうとらえるか。
親は「失敗してもよいんだ」ということを教え、恐れずに失敗して、
そこから学べばよいということを教える必要がありますね^^
法則7.子供が夢中になる事はどんな夢でもやらせてみろ
人は、夢中になる事で才能を伸ばし、自分に自信が持てるようになります。
ワクワクしたり、感動したりすることが脳に影響を与え、発達するようになっているのです。
漫画家の手塚治虫先生も、そのようにして才能を開花した一人。
お母さんが、子供のころから漫画の読み聞かせをしていたんだそうです。
その後、ますます漫画が好きになっていって、実力をつけていったんですね^^
親として大事なことは、子供が興味を持っていることなら、
自分の想いに関わらず、応援してあげることですね^^
法則8.過保護・過干渉は大いに結構!放任主義はやめろ!
最近、過保護、過干渉は脳科学的に良いと言われています。
つまり、親が手をかければかける程、子供の脳は発達するということです!
実際、有名中学校の合格者の家庭の調査をしたところ、90%が自分の部屋で勉強せず、
リビングや台所など、親のいるスペースで勉強しているんだそうです!
子供は、自分の勉強を自慢したいということと、そのことによって褒めてもらいたいということです。
褒めてもらうと学習意欲が増すのは、法則3のことが当てはまりますよね^^
キーワードは、子供と接する時間よりも密度。
仕事で忙しい両親でも、密度を濃くすれば、放任にはなりません^^
ただし、過保護にと言っても、「甘えさせる」のと「甘やかし」は区別して下さい。
過保護とは、「甘えさせる」ことであって、「甘やかし」ではありませんからね^^;
法則9.とことん親バカになれ!
親バカにならなければ子供の才能は見つけられません。
特に母親は、"母親脳"という、子育てするための脳の使い方をするんだそうです。
母親脳が発達すると、子供の小さな変化に気づく力が増すんだそうです。
母親脳をさらに発達させるには、子供と肌と肌を触れ合うことだそうです。
そうすることで、プロラクチンというホルモンが分泌され、母親脳を育てるんだそうです。
法則10.自分の夢の素晴らしさを信じ続けろ
最後は自分の夢の素晴らしさを信じ続けること。
これはまさに、何かをやるための原動力ですよね^^
歴史上の偉人も、現在の大天才も、それを信じ続け、
それをかなえるための行動をやり続けた結果、そのようになったのです。
親は、子供が語る夢を否定してはいけません。
どんなに不可能だことだと思えたとしてもです。
否定しないということは至ってシンプルですが、
やってみると難しいもの。
親も人間力を養わなければなりませんね^^