「エチカの鏡」(2010年1月24日放送分)で、インド式教育法が紹介されていました♪
インドの教育といえば、2ケタの掛け算を教えたりと言ったことが有名ですね^^

今回の放送では、それ以外にもいろいろと紹介されていて、
インドの教育はすごいなあ!ということがわかりました。
日本人なのにわざわざ日本にあるインド式インターナショナルスクールに通わせている親も増えているそうですよ!

番組に出演していた脳科学者の茂木健一郎さんが、

「インド式教育法で育ったインド人は、地頭力がすごいんですよ!」

と言っていました。
なんでも、国際会議などの大きな舞台でも、ビビらずに堂々と発言するそうです。

実は、日本にいるとわかりにくいのですが、世界中で活躍しているインド人は多いんですね^^

例えば、マイクロソフト社の従業員は3人に1人はインド人、
NASAの科学者の36%はインド人、
国際会議の場でも、インド人は積極的に自分の意見を発言しています。

どのような教育をしているのか、気になりますよね^^

なので、今回エチカの鏡で紹介されていたインド式教育法を紹介します。

日本の義務教育とインドの義務教育のシステムの違い

日本とインドで教えている内容が違うのもあるのですが、
システムそのものも違います。

まず、日本の義務教育では7歳から小学生、13歳から中学生ですが、
インドでは小学生(プライマリーと言います)が5歳から9歳、
中学生(セカンダリー)が10歳から14歳となっています。

つまり、インドでは5歳から義務教育が始まるわけです。

そして、義務教育とはいえ、小学生でも成績が悪ければ落第するそうです!
かなりシビアですね^^;
日本はみんなに合わせて同じペースで授業を行いますから、
日本の常識で考えたら信じられないことです。

このような厳しい競争を早期に育てることで、優秀な人材が多く輩出されているのでしょうね。

インターナショナルスクールでインド式教育を

最近、そんなインド式教育に惹かれて、子供に受けさせようとする親が増えているそうです。
とはいえ、なかなかインドまで行けないし、言葉の問題もあるように思えるのですが、
日本には、インド式インターナショナルスクールがあります。

番組で紹介されていた インターナショナルスクール、GIIS東京校は、
今までは日本にいるインド人のための学校だったそうですが、
インド式教育ブームのおかげで日本人でも入学できないか問い合わせが増えたので、
日本人でも入れるようにしたんだそうです。
なので今は2割が日本人なんだそうです。

言語は英語
生徒同士のコミュニケーションも、授業も英語で行われます。

インドでの公用語はヒンドゥー語なのですが、国際的な舞台では英語が使われるので、
英語が準公用語になっているのだそうです。

なので、英語を学ばせることには相当力を入れているようですよ^^

5歳から2ケタの九九を勉強する

インドでは掛け算を2ケタでも暗記させることで有名ですが、
それはなんと、5歳児から教えるのが当たり前なんだそうです!
GIIS東京校でも、そのように行っていました。

学校では市場で使われる1ダースに当たる”12”まで教えるのだそうですが、
ほとんどの生徒は20まで覚えているそうです^^;

そして、7歳児のクラスでは3ケタの掛け算、
8歳児のクラスでは4ケタ同士の掛け算を解いていました^^;

すごいです。すごすぎますね!
日本では8歳で九九を覚えるわけですから、3年遅れているわけですね^^;

5歳からIT教育をする

インドって、IT大国って知ってましたか?^^
優秀な人材を日本より多く排出しているんですよ。

それはなぜか?というと、ここにも教育が関係していました。
なんと、5歳からパソコンの授業があるんですね!

5歳児のクラスでは、先生が指定した図形を書かせたり、色を塗らせたりといった、
パソコンに慣れさせるようなことを教えるのですが、
その間にもキーボードで文字を打ち込んだり、
コンピューター用語を覚えさせていくんだそうです。

そしてなんと、驚くべきことに、ITの授業が12歳のころまで進むと、
ちょっとしたプログラミングくらいは全員ができるそうです!
プログラミングができることは当たり前になっているんですね^^;

今後、インドはどうなって行くんでしょう?末恐ろしいですね^^;
そして日本は・・・

ヨガも教える

インドではヨガも5歳から教えます。
サンスクリット語で祈りをささげ、精神を整えたり、
基本的なポーズをとることから始めるのですが、
段々と上達していくと、子供のうちから本格的なポーズも取るようになってくるのだそうです!

ヨガは何がよいのか?というと、
このようなポーズや呼吸法をとることで、
集中力を高め、学力を向上させます。

そして脳科学的にも脳内でセロトニンという物質が分泌することが確認されているそうです。

これは脳と体をリラックスさせる働きがあって、
脳がいろいろな情報を受け取るのを助ける働きをするんだそうです。

日本にはない勉強法ですね^^

チェスも授業に取り入れている

チェスの起源は古代インドだったって知っていますか?
チャトランガというゲームがその起源なんだそうですが、
それが西の方に伝わって行ったのがチェス、東が将棋なんだそうです。

そしてインドではチェスを週一回、授業にとり入れているんだそうです。

なぜか?というと、子供同士が遊びながら脳を鍛えられるからという理由だそうです。

アセンブリー(集会)

アセンブリーというのは聞いたことがないかもしれませんが、
それもそのはず、これは日本にはない教育法です。

どういうものか?というと、毎朝の集会で、
児童が最近の出来事やニュース、格言、独自の考えを発表するというもの。
これを全校児童の前で、選ばれた児童が発表するんです。

スピーチをすることで、他人の前で堂々と話せる力、「人前力」が身に付き、
自己表現を容易にできるようにするんだそうです。
これが、インド人がビビらない理由なんですね^^

ちなみに国際社会では、

国際会議で有能な議長は、インド人を黙らせ、
日本人をしゃべらせる人が有能な議長だ

と言われるほど、
日本人とインド人では人前力に差があると言われています。

身に覚えのあるような痛い話ですね^^;
子供たちにはそのように言われないように教育せねばなりませんね。

インド式インターナショナルスクールに通わせるとどうなる?

ここまでが今回エチカの鏡で紹介されていた、
インターナショナルスクールで行われているインド式教育法の内容です。

もし子供が5歳未満なら、そこに行かせることを検討したいですよね^^

でも、よく考えなければならないことが一つだけあります。それは、

インド式インターナショナルスクールに通う場合、日本の義務教育は受けていないことになる

ということです。
文部科学省の許可を得ていないので、義務教育を終えたことにならないんですね。

なので、インド式インターナショナルスクールに入れる場合、
子供がどのような人生を歩むのか、その辺まで考えるのが親の責任でしょうね。

色々な考え方があると思うのですが、個人的には、
日本の義務教育にこだわる必要はないと思いますね^^

日本の義務教育を受けたということは、海外ではなんの効果もありません。
日本の中だけで働く場合だけですよね^^;

それよりも、優秀な人材を育てる教育を受けたのだから、
グローバルに羽ばたかせることも可能なはずです。
日本国内に可能性を限定させることはありませんし、
そのような時代でもなくなると思います^^;

そのためには、親もグローバルな考え方を身につけて、
そこで責任を取って行かなければならないのでは?と思いますね^^