2012年1月4日放送の「天才の育て方TV」に、
2008年の北京オリンピック、フェンシングフルーレ銀メダリスト、太田雄貴選手の父親、
太田 義昭さんが出演されていました。

以前「エチカの鏡」にもでていて、その教育方法に興味を持つ方も多いようですね^^
以下の子育て本も出されています。

義昭さんは、高校の時にフェンシングをやっていて、
子供にもやらせようと思ってやらせたそうですが、
太田選手がフェンシングをやり始めたのは小学3年生。

通常、メダルをとるほどの一流選手は、
もっと小さい頃からやっていることが多いと思うのですが、
太田選手のケースを考えると、小学3年生からでも可能性があると言えます。
義昭さん自身も、小学3年生からでも遅くはないと考えていたようです。

では、どのようにして育てたのか?
太田家の教育方法の一部を紹介します。

子供にたくさんの選択肢を与えて、好きなものを見つける手助けをする

子供の才能を開花させるには1つのことに集中して行うのが大切だと言われています。
よく、1万時間の法則って言われますよね^^

それは間違いないことなのですが、親に押し付けられたものだったり、
淡々とやっていると、継続できなかったり、ある程度の上達でストップしてしまいます。

だから、子供自身が興味を持ったものを探してあげることが必要ですね^^
太田家の教育方法はまさにそのやり方で、とにかく色々なものをやらせてみるということでした。

フェンシングを始める前の、保育園の時から1、2年生までは、
色々なスポーツをやらせたそうですし、スポーツだけでなく、
そろばんや習字など、一通りやらせたそうです。

その中でお父さんは、子供が上手なものとか、興味の示すもので一番良いものは何か?
心の中で集中してずっと探していたそうです。

そして、一番良かったのが、お父さんが学生時代にやっていたフェンシング。
おそらく、父親がなじみのあるものなので、父親自身が教える時に楽しんでいたのではないでしょうか?^^
子供はそういうところから興味を示しますから、親自身が没頭する趣味を持っていることも手助けになります。

このように色々試してみた結果、一番良いものが見つかってから、
その後は好奇心、向上心が続くように上手に伸ばしてきたわけです。

なのでまずは、親が子供に様々な選択肢を与えて、好きなものを見つける手助けをする
というのは非常に大切ですね。

習い事を始めた後のフォローも忘れずに

親が決めた習い事をやらせっぱなしでは、あまり上達しません。
やり始めた後もきちんと興味を持って、その様子を見にいったり、話を聞いたりしてあげましょう。

また逆に、自分から「やりたい」と言いだしたものであっても、
2,3日して、「つまんないから辞める」と言いだすこともよくあることです。

この場合、親としては辞めさせてあげるべきか、無理やりやらせるべきか、
悩んでしまいますよね^^;
その時はすぐに辞めさせるのではなくて、なぜ辞めたいのか?
もう少し頑張れないのか?話合ってみて決めても良いですね。
もしかしたら習い事そのものではなくて、教室で問題がある場合もあるので、
その辺も話し合いや、実際に見に行ってみたりすることで様子をうかがうことができます。

また、習い事をやる前に、最低でも1~2年は続けることを約束するのも良いでしょう。
そうすると、やる前に自分で考えるようになりますし、
それでも「やる」というならやらせてあげたらよいと思います。

どんなものでも、ちょっとやって上手くいかないから、つまんないからといって、
すぐに辞めさせてあげると投げ出すクセがつくのでよくありません。

ぜひ、子供が向上心や好奇心をもって取り組めるものを見つけてあげて下さい^^