2010年5月23日のエチカの鏡は、「子供の才能をどうやって伸ばすか?」というのがテーマでした。
中国では子供がの才能が遺伝子を見ればわかるテストがあるそうですね^^

上海にある、中国最大の最先端遺伝子研究企業の
「上海生物芯片有限公司(上海バイオチップコーポレーション)」という会社でしたが、
麺棒で口の粘膜や唾液でで遺伝子の活性化具合を見て、以下のようなことがわかるようです。

・運動能力
持久力、筋力、スピード、身体能力、瞬発力

・学習能力
記憶力、注意力、理解力、想像力、思考力、敏捷性

・音楽
聴覚、温感、記憶力、注意力、好奇心、こだわり、興味、社交性

・絵画
色彩感覚、注意力、美的感覚、好奇心、こだわり、興味

・ダンス
リズム感、好奇心、こだわり、興味、身体能力、社交性、筋肉、忍耐力

これらを58,000円くらいで調べられるそうです。
99%の確率であたるようですよ。

遺伝子検査は、わざわざ中国まで行かなくても、
日本から申込することができます。

遺伝子検査申し込み

しかし筑波大の教授で遺伝子研究の世界的権威の村上和雄教授によると、
遺伝子にはONとOFFがあって、
才能があってもOFFになっていると開花せず、
逆にONにすると才能が開花すると言っていました。

では、ONにするにはどうしたらよいか?というと、
やはり心のあり方によるのではないか?と言われています。
ONにすることができるのなら、子供の運命を遺伝子で左右させる必要ないですよね^^

長くなりましたが、今日は放送で、
天才は親が作るの著者、吉井妙子さんが発見した、
「一流プロスポーツ選手の親が行った子供の才能を開花させる6つの方法」
を紹介しようと思います。

1.10歳までに足裏を刺激する

小さい頃に、裸足教育の保育園に通っていたり、
川で遊んでたとか、木登りをしていたとか
何らかの形で脚の裏に刺激を与えることは大切なようです。

今第一線で活躍しているプロスポーツ選手のほとんど全員が、
そのようにして育った共通点があるんだそうです。

例えば、メジャーリーガーの松坂選手は、
毎日近くの公園を裸足で走り回り、5歳から始めた剣道は週3回、
それだけ裸足で何かを行う時間が長かったそうです。

イチロー選手は、小学校4年から中三まで毎日1時間、
父親が足裏を揉んでいたんだそうです。

杉山愛選手は、静岡県の三島という自然が豊かのところに5歳までいて、
裸足で外で遊んでいたんだそうです。

なぜそんなに裸足がよいのか?というと、
足の裏にある神経を刺激することが運動能力を高めることに繋がっているそうです。

運動の基礎能力は、10歳までにどういう動きをしたかでほとんど決まるそうで、
それまでに運動能力をつかさどる神経を発達させることが重要だということです。
脳生理学的にも正しいんですね^^

2.ほめ上手で怒ったことがない

子供の才能を開花させている親に共通していることは、
しつけの一貫として叱ることがあっても、
親の感情のおもむくままに怒ることはしていないということです。

その辺、知ってはいても、コントロールするのは難しいですよね^^;
だからこそ、親は褒め方の技術を磨かなければなりません。

松坂大輔選手ややイチロー選手の父親も毎日彼らと遊んだそうですが、
プレーに関して怒ることはなく、矯正したこともないそうです。
遊びの延長でやっていたんですね^^

教育心理学では賞罰の法則というそうです。

脳は嫌なことは忘れることが上手で、
重要な失敗をした時に怒られると、
せっかく失敗から学ぼうとしたことを忘れさせてしまいます。

逆に嬉しかったことは覚えているという都合の良いものなので、
どんどん褒められるポイントを見つけて褒めていきたいですね^^

3.少なくとも両親のどちらかがその競技が好き

好きなことを子供にやらせるのは素晴らしいことですが、
一流のプロスポーツ選手を育てた親たちは、
子供にやらせっぱなしではなく、両親のどちらかがその競技が好きだったという
共通点があるようです。

無理してやらせるのではなく、本当に一緒に楽しんでいるというのがポイントですね^^

野球選手の場合は、お父さんが高校くらいまでやっていた経験があって、
そのせいもあって、子供と野球をやれることが楽しい、という人が多いようです。

専門的に上手い人だと過剰に期待をかけてしまって、
なんでそれができないんだ?
みたいなことを言ってしまいますが、
楽しんでいる親は遊びの延長なので、褒めることしかしていないというのが特徴ですね。

フェンシングの太田雄貴選手の父親は、
父親が高校三年間フェンシングをやっていたそうですが、
子供に教えられるものは自分が経験したものだということで、
楽しみながら教えていたんだそうです。

その時、無理して子供に時間作っているわけではなく、
子供は生まれて12歳まで、そこまでしか親という立場では子供と楽しめない、
そこで楽しまないと取り返しがつかないという思いを持って、
思いっきり楽しんでいたんだそうです。

杉山愛選手の母親もテニスが好きで一緒に連れて行って楽しんでいたんだそうですよ^^

4.目標設定は実力の10%UPを狙う

プロの選手になりたい!
と高い目標を持つことは重要ですが、
それだけでは壁にぶつかった時に気持ちがぶれてしまいがちです。

そこで、親の役目としては子供に無理のない、
明日出来ること、来週出来ることを設定してあげることが重要です。

実際、松坂大輔選手やイチロー選手の親は、
親自身が「プロ選手にしたい」と言ったことはなかったそうです。

ポイントは、実力のちょっと上を目指すということ。

頑張れば届く目標だし、達成すれば褒められるし、成長を実感できるので、
さらなる成長のスパイラルが働きますよね^^

5.子供が帰る時間に両親どちらかが家にいる

これはどういうことかというと、
仕事よりも子育ての方を大事にしているということですね。

仕事の関係上、実現するのに難しい人も多いと思いますが、
一流の選手を育てた親には、そのような共通点があったそうです。

仕事に対する考え方が違っていて、
子供を育てるために仕事をしているのに、
仕事で残業してお金を稼いでも、子供と接する時間が少なくなるのは本末転倒・・・
といった考え方を持っているようです。

子供に遊んでもらったという感覚を持っていて、
自分たちの方が結構楽しかったということを共通で言うそうですね。

子育ての時間が自分にとっては至福の時で、
同僚と飲み会に行ったりとかカラオケ行くより楽しい、
そのような考え方を持っているからこそ、子供と正面から向き合うわけですね^^

杉山愛選手のお母さんは、学校に迎えに行って、
練習場に送って、自分は家に帰って、また迎えに行って・・・
といった大変そうなことをしていたそうですが、
当時の自分としては、大変だとは思っていなかったんだそうです。

それだけ子供への気持ちの向け方が違うんですね。

6.両親の仲が良い

結婚して長くなると、お互い目を見ないで会話したり、
会話自体が少ない夫婦って多いですよね。

でも、一流の選手を育てた親たちの間にはそれがありません。
仕事以外はいつも一緒だったり、横に並んで会話を楽しんだりしているんですね^^

おそらくそれは、子育てにも共通する、褒める力を持っているからこそ、
夫婦間でも上手くやっていけるのだと思います。


いかがでしょうか?

足裏を刺激し、子供と遊ぶのを楽しみにし、褒めるところを見つけてあげる。
その際、もう少し頑張れば叶いそうな目標設定を上手く設定してあげる。

まとめてみるとそのような感じですね^^

今まで教育について放送されていることをいろいろとまとめていますが、
伝え方は違っても、根本的な部分は共通していると感じています。