子どもの好き嫌いが多くて困っている方、たくさんいらっしゃると思います。
「早く食べなさい!」
「野菜も食べなさい!」
と日々の格闘で疲れちゃいますよね^^;
そんな方にまずは試していただきたいのが、子供に台所仕事を手伝ってもらうということです。
台所仕事を手伝う子供は好き嫌いが少ない
アメリカの研究で、料理を手伝う頻度と野菜の好き嫌いの関係を小学校151校で調査したところ、頻度が高いほど好き嫌いが少ない傾向があらわれたそうです。
料理のお手伝いと好き嫌いに何らかの相関関係があるわけですね^^
よく考えたらその理由も思い当たるところがあります。
どんな材料を使って、どんな風に作るのか、時間をかけて作ったものには愛着が湧きます。
できれば家庭菜園などから手伝ってもらうと、より愛着が湧くでしょうね^^
逆に手伝いをさせない場合、食事の時間になったら魔法のように料理がテーブルに並ぶようなもので、そういうものには愛着は湧かないでしょう^^;
結局は子供の好み次第になってしまいます。
大人が怖がっていては、子供は育たない
子供に料理を手伝ってもらうのは、口で言うのは簡単ですが、かなり忍耐が必要ですし、大変です。
手伝わせても、危なっかしくて冷や冷やしますし、出来ることなら部屋でおとなしく待っててもらいたい・・・
目の前のことだけを考えるなら、自分でやった方が早いです。
そう思って料理を作っている間は台所から子供を追い出す方も多いかもしれません。
「子供の性格によるよね」
と逃げたくなるかもしれませんが、大人が怖がっていては、子供は育ちません。
なので勇気を出して手伝わせてみることが大事なのですが、いきなり手伝わせるのではなく、手伝わせる前に手伝わせるための準備をしっかりしておけば、心配する気持ちも減るでしょう。
例えば、台所から危ないものを片づけたり、皿を割れにくいものに変えたりします。
そうすれば、子供が台所に立ってもひとまず安心できますね^^
お手伝いは、野菜を洗わせたり、もやしのひげをとらせたり、サラダを和えたり、米を研がしたりなど、やることはいっぱいありますので、段階を踏んで、最初は火や包丁を使わない料理からやると良いかもしれません。
慣れてきたら、力の要らないものや、切るプロセスが少ないものなど、ステップアップすると良いでしょう。
ただ、子供が包丁や火を使うことに神経質になりすぎる必要はありません。
大けがするのは大変ですが、少しくらいの痛い思いをしたり、鍋や火の熱さを感じたりすることも、「次は気をつけよう」という気持ちが育つので大切です。
大けがをしないようにするためには、親が包丁と火の扱い方はきちんと教え、使う時は必ず見守るようにします。
ここはしっかり徹底しておかないと、大けがしかねませんから絶対守らないといけないところですね^^;
このように、できる準備をしっかりやっておくと、子供に料理をやらせることへのハードルが下がりますので、勇気を出して大変な決断までしなくても良いですね^^
子供に色々と習い事をするのも良いのですが、料理を手伝わせるのは、家庭でもできる教育です。
根気よく手伝わせてあげると、好き嫌いを克服するというだけでなく、子供が学ぶことは多いでしょうね^^
小さいうちから料理を手伝ってもらうことは生きていく力を育てるということにも繋がります。
食習慣も、子供が自ら作り上げるものではなく、親から教えてもらったり、引き継いだりするものです。
子供に料理を手伝わせることは、親としても学ぶことは多いと思います。
そして心配することなく子供が料理を手伝ってくれるようになると、かなりラクですね♪