ダウンタウンの「100秒博士」で、合格率日本一の家庭教師、西村則康先生が出ていました。
灘や開成など、有名難関中学校に2500人以上合格させてきた実績のある先生です。
最後に紹介しますが、著書も何冊か出されています。
下が11月に新しく出る最新の本です^^
ものすごくわかりやすい語り口調で、説明も明快、子供達も理解しやすいようですね^^
番組では、子供達の学力アップさせる方法を紹介していました。
その中の一つ、「算数が出来ない子はどうしたらよいか?」という質問に対して、まずは国語を勉強すればよいというものがありました。
そのやり方がユニークだったので紹介します。
国語は全ての科目の土台
国語の大切さは、色々な教育の専門家も語ります。
以前書いたヨコミネ式教育では、読み・書きを大切にしていますし、花まる学習会でも国語を三本柱の一つにしています。
- ヨコミネ式教育⇒ヨコミネ式教育 自立心を育てる3つのカリキュラム
- 花まる学習会⇒逆境に強くなり、自分から問題解決する子を育てる方法
そして、2013年に101歳で亡くなった伝説の灘校国語教師、橋本武先生。
こちらもユニークな国語の授業を展開して、そこそこだった学力の灘校を全国有数の進学校にしています。
なぜ国語が大事なのでしょう?
国語を勉強することは、コミュニケーション力のUPに繋がります。
つまり、
- 相手の言いたいことを誤解なくきちんと理解する
- 自分の言いたいことを伝える力、話す力を身につける
ということです。
西村先生の経験によると、算数が苦手な子の多くは、問われていることが理解できていない場合が多いそうなんですね。
つまり、上の1が出来ていないということです。
例えば、
- ある数を10で割る
- ある数で10を割る
1と2では意味が全然違うので、答えも当然違ってきます。
算数が苦手な子は、「てにをは」を上手く使えていないことが理由の誤解答が多いんです。
問題を解く以前に、そもそも問題が正しく読めていないということですね^^;
「てにをは」などの接続助詞をはじめ、「そして」「だから」「しかし」などの接続詞を正しく使うことは、物事を論理的に考えることに繋がります。
なので、「てにをは」の使い方の違いをしっかり意識する国語の勉強が必要なのです。
「てにをは」を意識して使う
タイトルに「国語の勉強をする」と書きましたが、それは「てにをは」を意識して使うということです。
そこをきちんと使いこなすことができれば、正しく知識を吸収することができるようになり、学力アップも期待できます^^
具体的には、やることは2つあります。
文章を音読する
音読をする時にやることは2つ。
- 「てにをは」を強調する
- 句読点で必ず切る
です。
文章を音読しながら「てにをは」の部分は丸で囲むようにして進めるのですが、このやり方をするとで、「てにをは」の部分をより明確に意識しながら読むことができます。
家庭内の会話で「てにをは」を使う
国語力は、家庭内でどういう会話をしているかがかなりの影響を与えます。
つまり、親の役割が大きいのです。
家庭内では、例えば「そこにあるティッシュを取って欲しい」という時、指をさして
「ティッシュ」
と言えば、「ティッシュを取って欲しいんだなあ」とわかるので、その単語一言で終わらせてしまうような省略会話をしてしまいがち。
「ティッシュ取って」
はマシですが、それでもまだ不十分です。
「ティッシュを取って」
と、「てにをは」を意識して言うようにします。
普段からこのような言語生活をすることが、子供の国語力の向上に繋がります。
これは、親が意識してやらないといけませんから、なかなか大変ですが、西村先生によると、「てにをは」の使い分けは10歳までに理解しておくことが理想なのだそうです。
「音読」は小学生の宿題で出されると思いますが、私は「すらすらと字が読めるかどうか」といったことに意識が向いていました。
それも大切かもしれませんが、ちょっと角度を変えたら国語の勉強に繋がりますね^^
今回の内容は、こちらの本にも詳しく載っています。
これからは意識してみようと思います♪