2013年5月19日の世界一受けたい授業で、「頭の良い子になる子育ての新法則」というのをやっていました。
そこで、現役東大生150人に4歳~10歳の環境をアンケート調査して、面白い結果が出ていました。
東大生というと、幼少の頃から塾にいってお受験の対策をしていると思われがちですが、今回のアンケートによると、幼稚園・小学校の受験をした学生はわずか1割!
決して勉強ばかりではないんです。
勉強ができるかどうかに限らず、バランスの良い子に育てることにも役立ちそうな内容だったので紹介します。
子供の頃していた習い事は?
- 1位:スイミング・・・64%
- 2位:音楽教室・・・42%
- 3位:習字・・・29%
- 3位:英会話・・・29%
- 5位:体操教室・・・11%
一番多かった習い事は、スイミングでした。
注目するのはその割合で、64%もいるというところ。
一般の調査ではは20%くらいなので、それに比べるとかなり多いんですね。
なぜスイミングが頭の良い子を育てるのに関係あるのでしょうか?
自分の能力を磨く上で、闘争心が大切な役割をします。
しかし今、学校では運動会でさえ順位をつけないところが増えているんです。
順位をつけると「ビリになった子が傷つくじゃないか!」というようなクレームがつくことがあるので、残念ながらそういう流れが主流になってしまっているんですね^^;
しかしスイミングスクールの多くは、能力にハッキリと差をつける階級社会になっています。
例えば、コンマ秒単位の成績で評価し、キャップにランク付けしたワッペンをつけているんです。
スイミングスクールは義務教育ではありませんから、学校のように順位でクレームがつくことはありません。
ここで闘争心を養えば、後々役に立つでしょう。
ただ、学校でクレームをつけている親が言っていることも一理あって、順位が悪いと自信をなくしたり、傷ついたりする子がいるのも事実です。
しかし、競争そのものをなくすことは何の解決にもならないどころか、甘やかしになってしまいます。
競争すること自体を子供から取り上げてしまうと、本格的に打たれ弱い子になってしまいます。
社会に出たら誰も手加減してくれませんから、若いうちに挫折する経験も必要です。
なので、競争をなくすのではなく、どうやったら勝てるのか、といったことをフォローしてあげることが必要ですね。
子供の頃、いつも身近にあったものは?
- 1位:本(図鑑など)・・・51%
- 2位:時計・・・47%
- 3位:テレビゲーム・・・43%
- 4位:勉強机・・・37%
- 5位:楽器・・・35%
1位の本は、言うまでもありませんね^^
注目すべきは2位になっている時計です。
時計はどこにでもあるものですが、「身近にあったもの」と聞かれてわざわざ「時計」と答えたということは、常に時間を意識していたということです。
単に時計があっただけではありません。
幼い頃から、
「何時にこれやろう?」
「あと何時間これやろう」
と考えていると、頭の中で数字を計算したり、毎日の生活の中で自然と時間感覚が身につきます。
時間を意識する感覚を育むと、計画性がある子に育ちます。
時計を読み、時間の使い方を考える習慣は、早くから身につけたいですね^^
こういう本もあるので、親子で遊びながら時計を見る習慣をつけていくと良いですね^^
子供の頃勉強した場所は?
- 1位:リビング・・・66%
- 2位:自分の部屋・・・31%
- 3位:その他・・・3%
最近は、リビングで勉強させる教育法が有名ですね^^
こちらでも以前記事にしました。
⇒ リビングで勉強する子は賢い子に育つ!「考える力」のある子を育てる方法
⇒ 子供の勉強場所はやっぱり子供部屋?リビングの方が良い?
いつも聴きなれている家族の声や生活音、そして信頼している人に見守られているという感覚がとてもリラックスして集中力を高めると考えられています。
子供の頃朝食を食べていた?
- 1位:必ず食べていた・・・137人
- 2位:週5~6回・・・10人
- 3位:週2~3人・・・3人
- 4位:食べていない・・・0人
朝食に関しては、かなりハッキリと結果がでました。
1位、2位合わせて98%がほぼ毎日朝食を食べているという結果です。
そして、食べていない人はゼロというのも注目すべきところですね^^
朝食を食べるかどうかは、勉強にもかかわってきます。
脳の活動には、グルコース(糖分)が必要です。
小中学校での授業のほとんどが午前中ですから、朝食で糖分を摂取しないと脳が十分に働かないんです。
なので、子供には朝食を食べる習慣を必ず付けさせましょう。