2010年6月13日放送の「エチカの鏡」は、「相性」に関する内容でした。
アドラー心理学に関しては聞いたことある程度で知っていたのですが、
私が興味深かったのは、生まれ順による相性でした。
同じ家庭でも性格の違う兄弟。
人は育った環境で性格や行動が違うと言われるのに、
全然違う兄弟がいるのはなぜだろう?と思っていたのですが、
同じ兄弟でも、家族の中でどのポジションにいるかで環境って変わってきますね^^
それを知って納得しました♪
基本的には4つのパターンに分かれるそうです。
一番上の第一子、上と下に挟まれる真ん中っ子、一番下の末っ子、そして一人っ子です。
これは、長男、長女といった男女は関係なく、生まれた順番ですので、
兄と妹の2人兄妹の場合は、妹は末っ子になります。
これらの特徴を知っていれば、子供のことをより理解してあげられるのではないでしょうか?^^
では、それぞれの特徴を見てみましょう。
第一子の特徴
第一子は親にとって初めての子供なので、
生まれてる時の期待が非常に大きいんです。
生まれてきたら、いろんなものを買い与えてもらい、
写真もたくさん残してもらえます。
ここまでは良いのですが、その扱いが変わる時があります。
それは、弟、又は妹が生まれた時。
今まで、王子様、お姫様扱いだったのに、
弟、妹が生まれたとたん、「お兄ちゃんお姉ちゃんなんだから」と我慢を強いられたり、
「しっかり!」と責任を持たせられたりします。
そのような扱いをされて弟や妹に嫉妬することもあるのですが、
やっぱり兄弟を愛する気持ちは持っているので、
自然と下の子の面倒をみるようになり、責任感を持ちながら成長します。
そんな第一子には、こんな特徴があります。
- 自分の思いを言わない
- 無口で考えがわからない
- 自分の気持ちを重視しない
- 周りがどう考えているかを優先
- 教えるのがうまい
- 仕切り屋
- 世話好き
- 甘えられるのが心地よい
- 自分の気持ちより調和を大切にする
なので、第一子女性はダメ男に引っかかりやすかったり(ほっとけない)、
突然「別れる」と言いだすんだそうです。
本当は頭の中で別れたいような考えがあるのに、
自分の思いをなかなか言わないために、たまった時に爆発してしまうんですね^^;
子供の場合なら、急に怒り出したりとか有ると思いますが、
それはそれよりも前から何か不満に思っていたのかもしれません^^;
また第一子は、責任感から頼まれた仕事を断れなかったりもするそうです。
真ん中っ子の特徴
上と下に挟まれて育つ真ん中っ子は、
甘えることも甘えさせることも経験します。
触れ合う年齢の幅が大きいので、色々な場面で上手に振舞えるようになります。
しかし、中間管理職のように上にも下にも不満を持っており、
恵まれていないと思って育つことも多いようです。
そんな真ん中っ子には、こんな特徴があります。
- どんな人とも上手く付き合える
- 甘えることも甘えさせることもできる
- 上と下に対して不満がある
- 大勝負には出ず、無難な方を選ぶ
- 器用貧乏
末っ子の特徴
生まれた時には既に上がいる末っ子は、
一緒に遊ぶのは年上のお兄ちゃんやお姉ちゃん。
必死に追いつこうとして成長していきます。
お兄ちゃん、お姉ちゃんと同じ事がしたいので、負けず嫌いに育ちます。
末っ子の全ての行動の基本となるのは、甘え上手だということ。
子供の時だけでなく、お年寄りになっても末っ子として育った人は甘えてきます。
そんな末っ子には、こんな特徴があります。
- アピールがうまい
- 負けず嫌い
- 甘え上手
- 自分を中心に世界が回っていると思っている
- 思ったことをすぐに言う
- 困ったらニタッと笑う
ちなみに、末っ子は言葉が軽かったり、
ウソをついても、自分がウソをついていることを言いたがるそうです^^;
また、スポーツ選手も末っ子が多いようです。
その理由は、上の子が先にスポーツをやるから。
下の子はそれに追いつこうとして、一生懸命頑張ります。
子供の頃は、年齢が1つでも上なら体の作り上がりが違うので、
上の子と切磋琢磨するのは、ものすごく鍛えられるんですね^^
上の子より下の子の方が頑張るので、やがて下の子が上手くなって、
上の子は退いていきます。
このような話、実際のスポーツ選手でも聞きますよね^^
ひとりっ子の特徴
一人っ子に生まれた子は、家族の愛を独占して育ちます。
おもちゃの取り合いもなく、食事も自分のペースでゆっくり食べます。
遊ぶ時はひとりきりなので、頭の中で色んなことを考えて遊び、
一人の時間に慣れているので、苦痛に感じません。
また、争う相手がいないので平和主義者に育ちます。
そんな一人っ子には、こんな特徴があります。
- 妄想壁がある
- マイペースで集団の中で浮く
- 一人の時間が苦手ではない
- 争う相手がいないので平和主義
一人っ子は、たくさんの大人に囲まれて育つので、
自分は大人と対等な扱いと思っています。
また、マイペースさも手伝って、あまり空気を読もうとしません^^;
とまあ、こんな特徴があるようです^^
それぞれの相性は、このようになっていました。
同じ生まれ順同士の人間関係の相性はこのような感じだそうです。
面白いですね♪
これはあくまで番組内で解説していた、文筆家の島田裕巳さんの研究によるもので、
必ずこうだというものではありません^^
でも、これを知っていれば、人間関係の構築や、
特徴に合わせた教育なんかに使えそうですね^^